台風18号が通過していた18日未明、
コン、コン…という音で目が覚めた。
外では風がゴーゴー唸りをあげている。

コンコン…という音はだんだん間隔を狭めていく。
ベランダの外で、雨が落ちている音かな、
と思い、ま、いいかと再び眠りにつく。

が、その音はさらに早くなり、
心臓の鼓動より速いリズムを刻む。
なんじゃなんじゃ、と、ようやく起きだし、音のする方を探る。

夜中の3時。カーテンを開けると、公園の10〜20mもある木が
大きくしなっている。風が強い。台風通過中かな?
窓の外にぬっと顔を出し、音のする方を見たが、それらしきものが見当たらぬ。

しようがないから、窓を閉め、また寝ようとしたが、
原因がわからないとどうも安心できない。
その時、伸ばした手に、ぴちょっと冷たいものが触れた。

あ、雨漏りだ!!
…いやいやここは団地の1階。
雨漏り…というか、ダクトの先から雨が逆流して壁を伝って落ちているのだ。

そうかそうか、そういうことならちょいと待て。
と、濡れた畳にタオルを敷き、バケツを置いて、雨を受けた。
雨漏りをバケツで受けるなんて、60年ぶりくらいだなぁ。

原因が判れば安心して眠れる。
…にしても、寝ている枕の先の数10センチ、手を伸ばせば届く距離で、
雨漏りしていたわけだ。どうりで大きなコンコン音だった。

これを大家さん(東京都)に言っても、最近何度も経験したように、
そんなのはそちらで解決して下さい、と冷たくあしらわれて
不快な思いをするだけだから言うのはよそう。

すみっこ症候群のきなこは、
長い家の南の端か、北の端で寝ている。
なんせ長さが14mもある室内、南がだめなら北へ移動すればいいだけだ。

いっちょ遊牧民族になった気分で長い距離を移動するかな。
畳の上まで水に浸かり、どうしようかと途方に暮れる被災地の人に比べれば、
〝屁〟である。明日は百均へ行って雨漏り対策で何か仕入れて来よう。。。