桜園地の奥、モミジ山の手前に高さ50cmほどの草がひと塊ある。茎は10本ほど出ていた。根元の方には、細長い葉があり、先の方に薄緑色の花が咲いている。少し先の藪にも丈の低いものが数本あった。
花の外側は薄い黄緑色なので目立たない。そこに佇んでじっと見ている人がいて、はじめてそれと気付いた。その方が覗き終わった後、「では覗かせていただきます…」と、下から中を覗き込んだ。内側の紫色の網目模様がきれいな花である。

【アミガサユリ(バイモ)(編笠百合) Fritillaria verticillata var. thunbergii】
アミガサユリは、中国原産の多年草で球根植物。日本へは300年ほど前に薬用植物として渡来した。乾燥させた鱗茎は「貝母(バイモ)」と呼ばれ、咳止めや痰切り、止血、催乳などに効果がある生薬として利用されている。
細く伸びた茎の節に淡緑色の花を釣り鐘状に付ける。俯き加減に咲く花が優雅で印象的な植物。花弁には独特の網目模様があり、これが「アミガサユリ」の名前の由来になっている。
〔ユリ科バイモ属〕 花期:3月〜4月。
(〜ガーデニングの図鑑)

(2017.4.4撮影)

170405_IMG_8666170405_IMG_8672170405_IMG_8665