17.3.17. 御苑の花 7_ハチジョウキブシ

新宿門から入ると右手前方、芝生の向こう側に
ハチジョウキブシが1本ある。
根元から二叉と三叉に分かれているので、
これで1本と言っていいのかどうかわからないが…。
花は藤のように房状になって垂れている。
黄色というより黄緑色に近い地味な色合いなので、華やかさはないが、
周辺にまだ緑が少ないので、それなりに目立っている。

花のひとつひとつは黄色いかわいい釣鐘状。たくさんの花を房状に垂らしている。
花弁は4枚、萼片も4枚。雌雄異株。
新宿御苑のハチジョウキブシは雄株のようだ。

「ハチジョウキブシ (八丈木五倍子) S.praecox ver. matsuzakii
関東地方以西から九州にかけて分布する、日本固有の落葉低木です。キブシは地域的な変種が多く、ハチジョウキブシは1921年に八丈島で発見されました。
〔キブシ科〕 花期:3〜4月」 (説明看板より)

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17.3.16. 御苑の花 6_アセビ

千駄ヶ谷門から入り、外周路を時計回りに歩いて、
トイレ付近から日本庭園に入るとすぐ右手に、
数本のアセビの木がある。
ピンクの花が満開の、今の季節でないと気づきにくい。
花も萼も枝もピンクなので、全体がピンクに染まったようだ。
びっしりとかわいい花を下向きにつけている。
ひとつひとつの花がおちょぼ口のような、すずらんのような愛らしさだ。
こんなに花が可愛らしいのに、木は有毒植物らしい。
樹高1〜2m。

「万葉集にも10首が読まれており、古くから日本で親しまれている花木。
漢字で「馬酔木」と書くのはアセボトキシンという有毒成分をもち、馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になるところに由来します。具体的な中毒症状は、吐く、下痢、腸からの大量出血などが挙げられます。かつては葉を煮出して殺虫剤としても利用されていました。」(〜ヤサシイエンゲイ)

「アセビ (馬酔木) Pieris japonica
東北から九州に自生する常緑低木です。木に有毒成分があり、動物が食べると中毒をおこして足がしびれることが名前の由来で、アセボやアシビとも呼ばれています。つぼ型の白い小花が房状に集まって咲きます。
〔ツツジ科〕 花期:2月上旬〜3月下旬」(説明看板より)

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17.3.15. 御苑の花 5_ハクモクレン

今日も寒い。空はどんより曇っている。
昨日は雪の予報も出ていたが、幸い雪は降らなかった。

今、新宿門のすぐそばのハクモクレンが満開だ。
樹高は10m超。
灰色の空ではなく、バックが青い空ならもっときれいだろう…。
その大きな2本の木の右手先、森の入口の方にさらに2本ある。
1本は少し若い木、その先のはもっとひょろっとしている。
どれも樹高は高く、花は先の方に付いているから、
花の中は覗き込めない。
花びらの付け根は少しピンクががっている。
つぼみを見ると、萼にはうぶ毛のようなものが生えている。

調べると、「ハクモクレンは萼片が花弁と同じ形になり花びらのように見える。
花弁は6枚、萼片は3枚で、いずれも白くて見分けられない」
と書いてあるが、つぼみに茶色の萼のようなのがあるが、これは何だろう?

日本庭園の茶室横にも大きなハクモクレンの木がある。
こちらは樹高14m、幹周りは2m。巨木だ。
こちらはまだ咲き始めといったところ。
過去の新宿御苑情報を見ると、
園内各所に約25本を植栽しているそうだ。
確認できたのは、新宿門付近に4本、日本庭園に5本、あとはどこにあるのだろうか。

「ハクモクレン(白木蓮) Magnolia denudata
中国原産の落葉高木で、新宿御苑の日本庭園の木は、江戸時代に植えられたといわれる、
都内でも珍しい大木です。モクレンは白い9枚の花びらを仏像の台座の蓮華座に見立てたことが名前の由来です。
[モクレン科] 花期:3月中旬〜3月下旬」 (説明看板より)

「ハクモクレン
春早く芳香のある白い花を樹いっぱいにつけて見事に咲きそろいます。
*落葉高木 *花弁もがくも白くて見分けがつかない
この白木蓮は推定樹齢が約130年で、都内随一の大木といわれております。
毎年3月末には真白い花が樹冠全体を覆い、あたり一面に強い芳香をただよわせます。
*樹高約14メートル *幹周約2メートル」 (日本庭園の説明看板より)

撮影は17.3.16 (翌日の晴れた日に再度撮ったもの)

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17.3.14. 御苑の花 4_マンサク

今日は曇り空で寒い。雨もポツポツ降りだしたので、
マンサクの木へまっしぐら。
早春の2月からずっと咲いているから、
そろそろ花も終わりのような気がしたからだ。

中の池の橋の手前、サンシュユの木の先にマンサクの木が1本。
サンシュユは花が黄色で、木が数本あるのですぐにわかるが、
マンサクは、あまり目立たない。
モジャモジャの、モップのような、切り干し大根のような、不思議な形の花だ。
このひらひらの黄色いヒモのような部分、これが花弁で、
外へ反り返っている赤茶色の部分が萼片、中に4本の雄しべと雌しべがある。
木全体に〝切り干し大根〟が咲いているように見えるが、
花のように見えるのが萼で、ひらひらが花びらなのだ。

「マンサク(満作) Hamamelis japonica
関東以西から九州にかけて分布する、日本固有の落葉低木です。
早春に葉より先に花が咲く “まず咲く” が変化したのが名前の由来です。
また、枝いっぱいに花が咲く様子を豊年満作に例えたともいわれています。
〔マンサク科〕 花期:2月中旬〜3月中旬」 (説明看板より)

2017.3.14撮影 (一番下は2017.3.1撮影)

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17.3.13. 音楽友達。

今日は御苑は月曜だから休み。
だからいつもの、3行ブログでいこう。
つれづれなるままに、じゃ、音楽の話。

コンサートとかは基本的に一人で行く。
じっくり音楽を聴くためだ。
でも、一人だけ「この人となら行きたい」と思う友人がいる。

一緒にコンサートに行ったことは何十回も。
15年位前に知り合って、NHK音楽祭には毎年一緒に行った。
素晴らしい演奏には、二人して感動していた。

おお!素晴らしい、と思った瞬間、
彼女は前に乗り出して「ブラボー!」と叫ぶ。
いや、普段は静かな人なんだけどね。

例えば、ウィーン・フィル。聴き終わった後、いつまでも拍手をしていた。
ああ、これはまさしくウィーン・フィルの音だって感涙しながら。
(実際、50年前と全く音が変わらないってのもスゴイが…)

例えば、あるピアニストの演奏を聴いた直後に、
同時に〝ブレンデル…〟という言葉が口から出た。
後でプログラムを見たら、実際彼はブレンデルに師事していた。

音楽祭では、毎回、演奏の前に解説がある。
それは、ふたりとも聞かない。〝ウンチク〟がきらいなのだ。
音楽は、音を聴いて楽しむだけでいい。

日本では〝神様〟と言われている
超有名なO氏の指揮があまり好きではないってのも似てる。
定演に入ってれば聴くけど、好んで聴きに行こうとは思わない。

ふたりとも、音楽に関してはシロウトである。
彼女は普段は、オーディオ装置が無いので、ラジカセで聴いているという。
でも、耳の良さはピカイチ。他の誰でもなく、彼女とは音楽の趣味が合う。

…そんな彼女だが、
ここ2、3年はコンサートには行ってない。
ご主人の介護が必要になったからだ。

年をとるとだんだんそういう事情が出てくる。
寂しいね。
また行けるようになるかな。。。

17.3.10. 御苑の花 3_ミツマタ

 

ミツマタは、「旧洋館 御休所」の前に植えてある。
3月10日現在、すでに花の盛りは過ぎたようだが、
鮮やかな黄色の塊で咲いている。
芳香を放つらしいが、残念ながら3mくらい前に柵があり、
香りを確認することはできない。
枝が三叉ではなくて二叉はないかと探したが、全部三叉である。
御苑内のミツマタは、この1本のようだ。

「近づいて花を見てみると、枝先にハチの巣のような白い塊がたくさんついているのがわかります。これはミツマタのつぼみで、30から50個もの花がまとまって作り上げたものです。つぼみから黄色い花がポツポツと出てきています。」
「ミツマタは名前の通り枝が三つに分かれるのが特徴です。花のついた3つの枝を元の方にたどっていくと、その枝もまた3つに分かれた枝の1本だったことが分かります。花とともに近づいて観察してみてはいかがでしょうか。」
「まだつぼみが多く、例年ですと、3月上旬ごろにはみごろをむかえそうです。これから日を追うごとに、つぼみの白から花の黄色へと装いを変えるミツマタをぜひご覧ください。」
(御苑ホームページ 2015年2月4日より)

「ミツマタ(三椏、三叉) Edgeworthia chrysantha
中国原産で、室町時代に渡来しました。繊維植物として広く栽培され、
紙幣などの紙の原料に用いられています。
枝が3本ずつ股状に分かれていることが名前の由来です。
[ジンチョウゲ科] 花期:2〜3月(説明看板より)

「落葉性の低木。樹高:1m〜2m。
繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われている。
明治12年(1879年)、大蔵省印刷局(現・国立印刷局)抄紙部で苛性ソーダ煮熟法(※)を活用することで、日本の紙幣に使用されるようになった。ミツマタを原料とした和紙は光沢があり丈夫でしなやかで破れにくいという特徴がある。それらの長所から、紙幣の原材料のひとつとして用いられており、高知県を中心とした地域で主に栽培されている。
花びらに見える部分は筒状の萼で、実際は花びらを持たない。花は下向きに咲き、小さい蜂の巣のような形状。塊の色は外側が白で内側が黄色。芳香を放つ。」
(参考:ヤサシイエンゲイ、みんなの趣味の園芸)

(※)苛性ソーダ煮熟法:紙の製造工程の中で、楮・三椏・雁皮などの皮から繊維素(セルロース)以外の物質を取り除くために、灰汁やソーダ灰の溶液中で加熱して溶かす方法。

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17.3.9. 御苑の花 2_サンシュユ

千駄ヶ谷門からまっすぐ池の方へ下って行くと、
中の池のあたりにサンシュユの黄色い花が咲いている。
2月中頃からポツポツ咲きはじめた。
小さな黄色い小花が、房のように集まる。
反り返った花びらが4枚で、雄しべが4本。
これが最小単位だろうか。
4枚の萼の中心から、可愛らしい20~30個の花が出ている。
ひとつの花の塊は、3センチくらい。
線香花火をひっくりかえしたような、
毛糸のポンポンのような、そんな塊だ。
枯れ木に花が咲いてるような儚い風情を漂わせている。

中の池付近には10本くらい。
桜園地の横の梅の林にも、サンシュユの木が7〜8本ある。
木の高さは5~6mくらい。

なぜか、中の池には2種の説明看板が立つ。

「このあたりにたくさん植えられている低木はサンシュユといいます。
別名をハルコガネバナと呼ぶミズキ科の落葉樹です。
3月頃に黄色い花を枝いっぱいに咲かせ、9月ころ赤いグミのような
実をたくさんつけます。中国原産で江戸時代に漢方薬の原料として
日本に入りました。」

「サンシュユ(山茱萸) Cornus officinalis
中国原産の落葉小高木で、江戸時代に薬用植物として渡来しました。
漢名の山茱萸の音読みが名前の由来で、茱萸とはグミのことです。
また春先に黄金色の花を咲かせることからハルコガネバナの別名があります。
〔ミズキ科〕 花期:2月下旬〜3月中旬」

一方には、「低木」とあり、一方には「小高木」とある。

2017.3.9撮影

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17.3.8. 御苑の花 1_オオカンザクラ

千駄ヶ谷門から入り、右手の桜園地のほぼ真ん中にオオカンザクラがある。
まだ他の桜が咲いていない中で、この1本だけが桜色に目立っている。
2月21日にはちらほらと花が咲き始めていた。
本日3月8日、満開である。

バラ目バラ科サクラ属の落葉広葉高木。
オオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の交配種とされる。
川口市安行にあった原木から広まった桜で、「安行寒桜」とも呼ばれる。
花びらは大きく一重。先は切れ込みがある。
つぼみは濃いピンク。
花がまとまって下向きに咲くので、撮影しやすい。

バラ科サクラ属
大寒桜(オオカンザクラ)
Cerasus × kanzakura ‘Oh-kanzakura’

今日から真面目に、御苑の花を調べていこう。

2017.2.21撮影

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2017.2.28撮影

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2017.3.8撮影
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17.3.7. ぐすん。

 

あ! と思った瞬間。
iPodが歩道に落下、ガシャンと音がした。
………。

急いで拾い上げてみると画面が割れていた。

ああああああ〜。

今朝、交通災害共済に入るために出張所へ向かう途中の出来事。
歩数を見ようと、バッグから取り出した瞬間だった。

ぐすん。

6年間使った。
途中3年目くらいに、新機種のiPodを買ったが、
長方形で若干デカかったので、またこのチビを使い続けた。

ぐすん。

どうしよう。

ぐすん。

カワイイやつだった。

どうする?

仕方ない。新しい(と言っても古い)方を使うか。
…と思って、とりあえず画面をそっと撫でたら、動いた!
やった! 壊れてないよ♪ 音が聞こえる。

良かった良かった。
あとで、ヨドバシへ行って、画面に貼るフィルムを買おう。
小さなビニール袋に入れただけの、これ(写真下)でもいいかも。

傷を負ってしまったけど、中身は全く大丈夫だ!
災害共済に入るべきは、
きなこじゃなくてこのiPod君だったかも。。。170307_IMG_7579170307_IMG_7581

17.3.6. バッハと言えば…。

「バッハと言えばオルガン」と先日書いたが、
実は今、専ら聴いているのは
「無伴奏バイオリン・パルティータ」である。

特に、第1番の5曲目Sarabandeが好きだ。
人生の苦しみ、悲しみ、絶望などを乗り越えた先の、
赦しのような、やすらぎのようなものを感じる曲だ。

サラバンドというのはバロック音楽の舞曲らしいが、
この曲を聴いても、別に踊り出したくはならないよね。
心にじ〜んと響き渡るんだよね。

庄司紗矢香の凛とした胸にせまる演奏もいいが、
イツァーク・パールマンの暖かく伸びやかな美しい音も好き。
CDが2枚あるのは、両方好きなので、両方買っちまったんだな。

さらに、今から30年くらい前には、ミッシャ・マイスキーの
「バッハの無伴奏チェロ組曲(3枚組)」のCDを聴いてた。
つまり、「バッハと言えばオルガン」、の前に…

バッハと言えばチェロ、
バッハと言えばバイオリン、があったな。
ほかにもイッパイアッテナ。