17.3.31. 御苑の花 13_タチツボスミレ

桜園地の奥、1本の桜の木の根元に
たくさんのスミレが咲いている。
ざっと数えて200輪ほど咲いていた。
と言っても、小さい花だから、占める面積はたいしたことはない。
たまたま下を向いて気付いた。
こんなところにスミレが…いつから咲いていたのだろう。
高さ4〜5cm。葉っぱはハート形。
タチツボスミレではないだろうか?
皆、満開の桜を見上げて通るから、踏みつぶされてしまわぬか心配だ。
誰かが(御苑の人?)ここに種を蒔いたのだろうか。

タチツボスミレ (立壷菫) Viola grypoceras 〔スミレ科スミレ属〕
薄紫色の花。下の花びらの中心部に細い紫の筋模様。
葉はハート形。多年草。
原産地:東アジアの温帯地域(日本列島、中国大陸、朝鮮半島南部、台湾)
開花期:3月〜5月
(〜みんなの趣味の園芸)

(撮影:3月30日)

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17.3.30. 御苑の花 12_オオシマザクラ

御苑は、花見の客で大賑わいだ。
ソメイヨシノは、まだ1〜2分咲きだから、
皆さん、花見は、もちょっと後の方がいいんじゃないでしょうか…。
(余計なお世話でした…。でも、風に舞う桜の方が趣がありますよ。)

今、桜以外でもたくさんの木が花咲いている。
【御苑の花 5】で見て回った時、ハクモクレンを9本確認したが、
今日、下の池付近に3本、モミジ山に大きいのが1本確認できた。
昨日は、千駄ヶ谷門を入った左手奥に樹高が高い木が1本、
新宿門から反時計回りの外周路に3本咲いていた。
全25本のうち、これで17本だ。
いずれも上を見た時に、青い空をバックに白い花を見つけた。
曇った空ではわからないし、花が咲いていないとわからない。

というわけで…、
今日は、オオシマザクラ。
桜園地に咲いている。ほぼ満開。
白い花とつぼみと緑の葉が同時に楽しめる。
葉っぱの姿に馴染みがあると思ったら、
桜餅をくるむのは大島桜の葉っぱの塩漬けなのだそうだ。
どおりで、美味しそう…。
桜園地の他にも、大温室の手前に大きなのがある。

【オオシマザクラ(大島桜) Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba】 バラ科・サクラ属
大島を含む伊豆七島、伊豆半島及び房総半島を原産とするサクラ。
花は3月から4月にかけて、葉と一緒に咲く。花弁は白色で5枚、淡い芳香がある。葉には細かい鋸歯。葉にはクマリンという成分が含まれ、特有の香りを持つ。塩漬けにして、桜餅を包む。食用。
7月頃にできる果実は球形で黒紫色。エグ味が強いので食用には向かない。(〜庭木図鑑)
樹皮は、工芸品として茶筒などの原料として用いられ、木材は建材として用いられる。

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17.3.29. 御苑の花 11_八重咲き椿

写真と花が好きな友人(親分)から、2〜3日前に
不思議な写真がメールで送られてきた。
きれいな写真が撮れるたび送ってくれるので、毎回楽しみにしている。
今回の、その写真は真正面を向いた花の形があまりに整いすぎて、
今まで見た事がなく、“造花”みたいだった。
……例えが良くないな…。
ピンクの花弁を幾重にも重ねあわせた、実にきちんとした上品な造りなのだ。

これは何?と聞いたら、「八重の椿」だと返信が来た。

椿ってこんなイメージではなかった。
椿というと強烈な赤い花びらで、真ん中に大きな黄色い雄しべ、というイメージだ。
花が咲き終わると、花ごとドサッと地面に落ちる。
昔から「首が落ちる」のを連想させるので、縁起の悪い花だと思っていた。

しかし、調べてみると、茶道や華道の世界では、
〈茶席を飾る最高の花〉とされている。

今日、早速御苑に「八重の椿」を探しに行った。
宝探しの感があり、少しわくわくする。

椿は今の時期、日本庭園の周りとか、その先の森の中とか、
外周の立入禁止の菊栽培所の塀に沿ってたくさん咲いている。
あまりにたくさんありすぎて、説明看板がどこにあるのか、あるいは無いのか。。。

とりあえず日本庭園を抜けて、新宿門方向に行くと意外とすぐ目の前に花があった。
「椿」とは書いてないが、多分これだろう。葉っぱは椿だし。
樹高はかなり高く、年齢を経た木だ。下から枝が分かれて左右にせり出している。
大きな木だが、有難いことに、目線の高さにたくさん花が咲いていた。

友人が送ってくれたのは、もっと上品な花だが、
それは、写真の腕にもよるわけだし…。

ツバキ (椿) Camellia japonica 〔ツバキ科ツバキ属〕
常緑中高木で、光沢のある濃い緑の葉をもつ。
樹高:5〜10m
花色:赤、ピンク、白、複色
花期:11月〜12月、2月〜4月
原産地:日本、中国
野生種をもとに多くの園芸品種が生み出された。
椿油は種子(実)を絞った油。食用油、整髪料として使われている。
(〜みんなの趣味の園芸、ヤサシイ園芸)

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17.3.28. 御苑の花 10_ヤマブキ

今日は晴れ(薄曇り)だったので、御苑に行った。
「カンザクラ」はもう散って、葉が茂る。
満開は「陽光」。千駄ヶ谷門を入ってすぐの桜園地では、人だかり。
下の池付近の「シダレザクラ」にも人が集まっている。
中の池付近の「陽光」にもたくさんの人。
御苑内の基準木で3月21日に開花宣言が出たが、
400本あるという「ソメイヨシノ」はほとんどがまだまだつぼみだ。
が、苑内はシートを広げた人で、もうすっかり花見モード。
入り口でのアルコール持込検査も仰々しい。

ふむ。こんな時は、桜以外を見よう。
…というわけで、今日は「ヤマブキ」。

中央休憩所から北へ少し行った、二又の右の道の左側に植えてある。
花が数輪咲いていた。花もつぼみも明るい黄金色だから目立つ。花びらは5枚。葉っぱもギザギザがあるきれいな緑色で美しい。まだ咲いている花は少ないが、これからが楽しみだ。
下の池の南側にもあるが、こちらはまだつぼみだった。

【ヤマブキ(山吹) Kerria japonica】
北海道から九州の低山や丘陵地に普通に生える落葉低木。美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されてきた。葉は鋸歯がはっきりしている。樹高1〜1.5m。原産地:日本、中国。(〜みんなの趣味の園芸)
〔バラ科ヤマブキ属〕 花期:4〜5月

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17.3.27. 寒い一日。

3月もそろそろ終わりだというのに、今日は寒い。最高気温7℃。
さすがにこんな寒くて雨降りの日は、外に出たくない。
御苑は桜の季節は月曜日もオープンだが、今日はやめた。

事務所には、目の前にきれいな花が咲いている。
毎年クロネコさんから購入している「アマリリス」。
今年も、大きな花が2個咲いた。4個の蕾もみるみる膨らんでいく。

去年は6個の大輪の花が咲いた。
葉っぱを取れば次の年も咲くみたいだが、
葉っぱも綺麗だから、観葉植物として楽しんでいる。

去年は葉っぱの長さが1mを越えていた。
鉢がひっくり返りそうになって、ヒモで固定していた。
今年はどこまで大きくなるかな?

アマリリス Hippeastrum
〔ヒガンバナ科 / アマリリス属〕
花期:3〜5月、球根植物、多年草、南米原産
花色:赤、ピンク、白、黄

※写真上は今日のアマリリス。下は去年のアマリリス。
(同じ色を頼んじゃったみたいだな…)

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17.3.25. カン違いの夫人。

このところ連日テレビを賑わせているMT学園問題。
真相はまだ解明されていないが、
発端は、A夫人のカン違いから起こったことではないか?

つまり、イチ主婦であったA夫人が、ダンナが首相になったことによって、
自分に〝首相夫人〟という肩書がついた。
その結果、行く先々、会う人みんなが、夫人の事をヨイショする。

それをあたかも自分の能力が優れているかのごとく
カン違いしてしまった、という事がそもそもの発端だろう。
今回の件に関して、周りの誰一人「口利き」も「忖度」もしていないと言う。

そりゃそうだろう。
「忖度」なんて、言葉に出してするものではない。
なんとなく雰囲気を察して、そうしてあげるのが「忖度」だ。

〝首相夫人〟が名誉校長になっていれば、
まわりの人たちは、頼まれもしないことを
超スピード感を持って、期待以上の事をやってあげるだろう。

(K氏に勝手に利用されたかもしれない問題は、今は置いておく)

彼女は私人だから、と主張する人(=ダンナ)もいるが、
〝首相夫人〟という肩書をぶら下げて、〝私人〟は無いだろ!?
お付きの人もいるわけだし。

そもそも〝教育勅語〟なんてのは、戦争の反省に立って、
とうの昔に廃止されたのだ。
それを「なんと素晴らしい教育!」なんて、絶賛して回るのは非常識!

これが、イチ主婦なら、自分の意見をどう言おうと自由だ。
しかし、一応“平和”国家の指導者であるダンナの夫人である。
やっていいことと悪いことは、自らのアタマで考えよ!

A夫人は右も左も皆の意見を聞く人、と評判は高かったそうだ。
自らのキャリアと知識と人徳でそれをするなら良い。
だけど、ダンナあってのアンタなのだよ。

同じように首相夫人であった三木睦子さんは
夫を支えながらも、護憲運動はじめ平和運動に力を注いでいた。
だから、きなこは三木首相より睦子夫人の方が印象に残っている。

ま、話を戻して、A夫人に限らず、チマタにも時々
立派なダンナのおかげで暮らせているのに、
自分がエラいとカン違いしているX夫人がいるようだ。

外に出たら「宅の主人は…」的な、あるいは
「出身学校は…、家柄がどうこう…」的な自慢は止そう。
〝素敵な自分〟だけを自慢しようよ。

17.3.24. 御苑の花 9_シナミズキ、トサミズキ

千駄ヶ谷門から入って、池を越え、少し丘を上って中央休憩所脇の道を行き、
二叉になった左側を行くと、右手に黄色い花の咲いた木が見える。
その角を右手前に鋭角に曲がると、道の両側に黄色い花の木が1本ずつある。
右の背が高い方がトサミズキ、左の低い木がシナミズキである。

シナミズキは樹高3mくらい。ひとつの花序に10〜15個くらいの花がつく。咲き始めのころの花にはふさふさの白い毛があった。樹高が低く下に垂れ下がっているので容易に花に近づいて写真を撮ることができる。ひとつひとつの花は輝くような黄色で5枚の花びらが丸っこい形をつくる。中心部は黄緑、雄しべの先は茶色がかった濃い黄色の愛らしい配色だ。

【シナミズキ(支那水木) Corylopsis sinensis】
中国中西部に自生する落葉低木で、同じ仲間のトサミズキより花序が大きいのが特徴です。別名「ニオイトサミズキ」とも呼ばれ、近づくとよい香りが楽しめます。
〔マンサク科〕 花期:3〜4月 (説明看板より)

トサミズキは樹高5mくらい。高いところに花を付けているので、手を伸ばしても届かないが、1本だけ下に垂れていたのがあった。小さな薄黄色のユリのような形の細めの花が5〜7個、房になって垂れ下がる。シナミズキに比べると地味な花色。

【トサミズキ(土佐水木) Corylopsis spicata】
四国に自生する、日本固有の落葉低木です。江戸時代から観賞用に栽培され、庭木としてよく植えられています。近年は自生地の開発などにより絶滅危惧植物となっています。
〔マンサク科〕 花期:3〜4月 (説明看板より)

高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られる。地際から太い枝を出して茂る。花穂は長く伸びて7輪前後の花を付ける。雄しべの先端の葯が暗い紅紫色をしている。(〜ヤサシイエンゲイ)

※シナミズキ、トサミズキはミズキと名前がつくが、サンシュユなどのミズキ科ではなく、マンサクと同じマンサク科。

写真:上から3枚=シナミズキ、下3枚=トサミズキ
撮影日:2017.3.25 (3枚目のみ2017.3.15)

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17.3.23. 多摩の花 2. ネコヤナギ

ネコのしっぽに似た、
白くてふかふかで気持ちがいい花をたくさん付けていた。
「花穂(かすい)」という。
このネコヤナギの花穂は人差し指くらい、5〜6cmあった。
土手に生えている。樹高は1.5m。
雄花は黄色で、紅色が混ざるというので、写真のこの1本は雄株だ。
1本の木の中に、ふさふさの毛で覆われたものや、花が開いて黄色やオレンジになったのが混じっていて、面白い。

よくみかけるネコヤナギは、もっと小さくて丸っこい形だが、それは雌株か。
ヤナギの仲間はすべて雌雄異株で、雄木には雄花、雌木には雌花が咲き、
雄花の方が大きいという特徴がある。

ネコヤナギ
〔ヤナギ科 ヤナギ属〕 Salix gracilistyla
(庭木図鑑より)

撮影日:3月20日

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17.3.22. 御苑の花 8_タカトオコヒガンと陽光

今日は陽はぽかぽかだが、
風が強くゴ〜ッと音を立てて木々を揺すっている。
千駄ヶ谷門から右手ツツジ山をまっすぐ降りて、下の池へ。
ちょうど「シダレザクラ」が満開である。

その少し先、広場へ向かう手前にいろんな桜が植えられている。
その中に「タカトオコヒガン」が4本ほど咲いている。
まだ若木のようだ。
右手には、大きな「陽光」が1本満開である。
「陽光」は苑内の他の場所にも植えられている。

広場を抜けて玉藻池の方へ降りると、
1本の大きな「タカトオコヒガン」が今、ちょうど満開であった。
池に垂れかかるように咲き、和風の情緒が満喫できる。

「タカトオコヒガン」は薄いピンク色。ソメイヨシノより小ぶりで色が濃い。
小彼岸桜の変種で、長野県伊那市高遠町固有の桜。
新宿御苑が江戸時代、高遠藩主内藤家の下屋敷であったことにちなみ、
この桜が贈られた。玉藻池は、内藤家の屋敷跡の面影をとどめる庭園。
大木戸門から入ってすぐ、休憩所の前に玉藻池がある。

「愛媛県の桜栽培家の高岡正明氏によって作出された、オオシマザクラとエドヒガンの交配種「アマギヨシノ(天城吉野)」にカンヒザクラを交配して作られた栽培品種。」(御苑ホームページより)
「元教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながったという。改良25年にして作出された陽光桜を、作者は「平和のシンボル」として各地に贈り続けた。」(花図鑑より)

高遠小彼岸(タカトオコヒガン)
TAKATO-KO-HIGAN Cerasus × subhirtella ‘Koshiensis’
[バラ科サクラ属]

陽光(ヨウコウ)
YOKO Cerasus ‘Yoko’
[バラ科サクラ属]

写真上から、シダレザクラ、タカトオコヒガン(2枚)、陽光(2枚)

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17.3.21. 多摩の花 1. オオイヌノフグリ

春の訪れを真っ先に知らせてくれる、7〜8mmの青紫色の小さな花。
今年は2月26日に道の端にたくさん咲いたが、
その後の寒さでまた花を閉じていた。
昨日3月20日は、暖かな春の光で川の土手一面に咲いていた。

花びらは薄い青紫色、瑠璃色の筋模様が入り、
中心部は白色、さらに真ん中は黄緑色の美しい花。
2本の雄しべと1本の雌しべがある。
日があたっている時だけ開く。
葉は、縁に浅い鋸歯。茎の下部では対生、上部では互生。越年草。
都会のど真ん中でも山や野原でも、下を向いて歩けばどこにでも見られる。
原宿竹下通りのそばの土にも、コンクリで塞がれるまでは毎年咲いていた。

「大犬の陰嚢(ふぐり)」とはかわいそうな名前だが、
花の後につく実が2つ並んでいる様子からついた名前で、
可憐な花の姿を表したものではない。
明治初期に日本に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物。
別名は「星の瞳」「瑠璃唐草」「天人唐草」
〔ゴマノハグサ科 クワガタソウ属〕 Veronica persica
(参考:四季の山野草、みんなの花図鑑)

※「多摩の花シリーズ」開始しました!
新宿御苑が休みの月曜日に掲載予定。
第1号はもちろん、きなこの大好きな花、オオイヌノフグリ。

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