千駄ヶ谷門から入って、池を越え、少し丘を上って中央休憩所脇の道を行き、
二叉になった左側を行くと、右手に黄色い花の咲いた木が見える。
その角を右手前に鋭角に曲がると、道の両側に黄色い花の木が1本ずつある。
右の背が高い方がトサミズキ、左の低い木がシナミズキである。

シナミズキは樹高3mくらい。ひとつの花序に10〜15個くらいの花がつく。咲き始めのころの花にはふさふさの白い毛があった。樹高が低く下に垂れ下がっているので容易に花に近づいて写真を撮ることができる。ひとつひとつの花は輝くような黄色で5枚の花びらが丸っこい形をつくる。中心部は黄緑、雄しべの先は茶色がかった濃い黄色の愛らしい配色だ。

【シナミズキ(支那水木) Corylopsis sinensis】
中国中西部に自生する落葉低木で、同じ仲間のトサミズキより花序が大きいのが特徴です。別名「ニオイトサミズキ」とも呼ばれ、近づくとよい香りが楽しめます。
〔マンサク科〕 花期:3〜4月 (説明看板より)

トサミズキは樹高5mくらい。高いところに花を付けているので、手を伸ばしても届かないが、1本だけ下に垂れていたのがあった。小さな薄黄色のユリのような形の細めの花が5〜7個、房になって垂れ下がる。シナミズキに比べると地味な花色。

【トサミズキ(土佐水木) Corylopsis spicata】
四国に自生する、日本固有の落葉低木です。江戸時代から観賞用に栽培され、庭木としてよく植えられています。近年は自生地の開発などにより絶滅危惧植物となっています。
〔マンサク科〕 花期:3〜4月 (説明看板より)

高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られる。地際から太い枝を出して茂る。花穂は長く伸びて7輪前後の花を付ける。雄しべの先端の葯が暗い紅紫色をしている。(〜ヤサシイエンゲイ)

※シナミズキ、トサミズキはミズキと名前がつくが、サンシュユなどのミズキ科ではなく、マンサクと同じマンサク科。

写真:上から3枚=シナミズキ、下3枚=トサミズキ
撮影日:2017.3.25 (3枚目のみ2017.3.15)

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