16.10.11. くっつき虫の季節。

2、3日前から急に冷え込んだ。
ウチの近くを歩いたら、ムラサキシキブに、セイタカアワダチソウ。
ちょいと草むらに入ったら、スニーカーにはくっつき虫(ヌスビトハギ?)もくっついた。

かなり強力にくっついている。
はがす時にはバリバリと音がする。
マジックテープみたいだね。

多摩は秋。
くっつき虫の季節…ではなく、
ビールよりも日本酒を飲みたくなる季節到来。

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16.10.5. 〝ニオイ〟の証拠。

総武線の各駅停車は、時々クサイ。今朝もクサかった。
乗り込んだ途端、公衆トイレの臭いがした。(はっきり言うと、おしっこのにおい)
JRの他の線とか、私鉄とかの電車は一度もそんな臭った事はない。

総武線沿線に昔住んでたことがあるが、昔からそうだった。
つまりこれは、最終電車あたりで、酔っぱらいがトイレに行かないで、
そこでやっちゃった(お漏らししちゃった)ニオイなのではないだろうか、と推察しておる。

まさか、総武線だけが、
そういう“ニオイ付き”の車両を特注で製造しているわけではあるまい。
なのに、結構、その“ニオイ付き”に遭遇する確率は高いのだ。

総武線というのは、臭いだけではなくて、結構問題を起こす線だ。
アンパン食べながら運転、とか、マンガ読みながら運転とかがたびたび問題になった。
最近では、運転手が運転席のドアから線路に向かって放尿した、というニュースが記憶に新しい。

実はきなこも昔、アンパン食べながら…を目撃したことがある。
で、そういうのは、写真を撮っておけば、証拠になる。
その当時は、デジカメ持ってなかったから撮ってないが…。

だけど、臭いは、証拠が残せない。
ま、それで電車が事故るかと言えば、そんな事はないから、
乗客が、じっと息をしなければいいだけのこと。ウッ。

あのニオイ、なんとかならんもんかのう…。
〝ニオイの証拠〟が残れば、「何月何日のニオイ、ほれほれ、嗅いでみな!」って
JRに文句の言いようもあるんだけどね。

女性が振りまく香水のニオイも、臭くて我慢できないけど、
おしっこのにおいが漂ってるのもねぇ…臭いよねぇ。
どっちか究極の選択をせまられたら、…ううううっ。降りる!!

16.10.2. しまったぁー!

昨日の朝、9時かなり過ぎ、
テレビをつけたら、
五嶋龍さんの顔が出た、瞬間…あ! しまった、と思った。

渡辺香津美さんが出るから絶対見よう!、と思っていた番組。
題名のない音楽会、昨日は「武満徹のギター曲」特集であった。
(最近は、ミュージシャンにも“さん”を付けねばならぬようで、なんかミョーな感じ…)

……

渡辺香津美さんは、きなこと年がほぼ同じ。
きなこは、彼が18歳の頃から、新宿ピットインや野外ジャズ・フェスティバルなどで
今でいう「追っかけ」みたいなことをやっていました。

彼は当時から、渡辺貞夫さんとか日野皓正さんとか、鈴木勲さんとか、
一流のバンドに参加して、キラキラ光っておりました。
きなこは、ピットインのスケジュール表などで、目を皿のようにして渡辺香津美の名を探してました。

もうめちゃくちゃ上手い! 音がきれい!!
ジャズやロックはもちろん、
クラシックの、特にバッハが心に染み入る名演奏でした。(ピットインじゃない所で聴きました。)

「マーメイドブールヴァード」のレコードや、「KYLYN LIVE」のCDなども買いましたが、
その後、ジャズ喫茶の衰退とともに、きなこはクラシックに浮気してしまい…
以来、彼の演奏からは遠ざかっておりました。

その後、時が流れて、…ん十年。

……

昨日は、題名のない音楽会の、3曲目が終わった直後に見たわけです。
演奏を聴けなくて、残念! でもお顔だけは拝見できて、
超イケメンのオジサマになってらっしゃいました。相変わらず、ス・テ・キ♡

(何か、気がつかないうちに、いつもより文章が丁寧になっておるな…フフ。)

……

ところで、最近はあまり聴く機会がないが、
4曲目、谷川俊太郎さんの詩、武満徹作曲、鈴木大地さんのカウンターテナーで、
「死んだ男の残したものは」は圧巻だった。

悲しみがじわじわっと溢れてくる。
涙が出るくらい感動した。
詩も曲も素晴らしい! 戦争は絶対しちゃイカンのだ! 歌も素晴らしかった。

再放送してくれないかな? かな? かな?

16.10.1. きなこも、癌だった!

今朝テレビで、麻央さんのブログの反響を受けて、「がん患者」の事をやっていた。

何を隠そう(いや、隠してない…)
きなこも「乳がん患者」である。
2011年9月に手術したから、もう5年が過ぎた。
手術後は、抗癌剤も放射線もやらずに、ホルモン剤のみ。
(骨粗鬆症になるのを防ぐために、カルシウム剤とビタミンD剤も。)

ガンになって、友人や仕事関係の人には、すぐに報告した。
手術で1週間も仕事を休まねばならないから。
嬉しそうに報告したもんだから、相手も嬉しそうに(?)聞いていた。
(実際は、入院したのはまる3日間とその前後ですんだので、
退院後は土日を休んだだけで、またず〜っと仕事漬けの日々に戻った。)

でも、親には言ってない。親だけはいまだに知らない。

いや、親に言ったが最後、
怒涛の〝心配攻撃〟が始まるんだよね。
「どこの水がいい」だの「あのキノコが効く」だの
「仕事を辞めて家に来なさい」だの「あそこの病院はよくない」だの
「手術前には医者に必ず心付けを渡しなさい」だの
「癌になったから3ヶ月も船に乗る、なんて絶対ダメ」だらうんだらかんだら…。
もうそれを聞くだけで、ストレスが巨大な塊となって
3,776mの富士山の高さにまで膨れ上がり、頭上にのしかかる。

だからナイショ。

ところで「2人に一人は癌になる」と聞いた時、
あなたは、なる方だと思うか、ならない方だと思うか?
きなこは絶対なる方だと思ったね。

別になりたいわけではないが、なる確率は高い。
そう思ったから、「がん保険」には入っていた。
月々の支払いは結構高かったが、
8年目に癌になったので、
間に合った、と言うか、お陰さまで元はとれた。

10年払い終わった次の日に、「あなたは癌です」と言われたら、
それこそ悲劇中の悲劇。癌になった事より、
保険期間が終わった途端に宣告される方にショックを受けると思う。

…と、若干不謹慎な仮定はさておいて…。

番組内では、
癌になって困ったこと、イヤな思いをした事などが紹介されていた。
「“かわいそう”と言われるのがイヤ」
「職場に告げたら、仕事をやめさせられた」
「子供がまだ小さいので将来の事が心配」
「治療費が大変」
「病院に通うのが大変」…等々。

きなこの場合、
幸い一度も人からかわいそうとは言われなかったし、仕事はほぼ自営だし、
子供は独立してるし、病院は仕事場から一番近いとこ選んだので、
歩いても行けるし、そこの先生が超腕がいい先生だったので温存手術で今に至る、だし。
ガン保険のおかげで、お金の心配はいらなかったんで、ラッキーだった。

ホント、癌になったお陰で、いろんな経験ができた。
まず、前述のガン保険のおかげで、
診断給付金というのが、200万円も入った。ヤッタ〜♪
これは、自分の稼ぎだけでメシを食ってる者にとっては、大金である!
その他、手術給付金とか入院給付金とかも出る。

このままやりたい事もやらないで、あの世へ行ったらムネンである。
で、
◎病院で、「癌です」と聞いたその足で、
「地球一周の船旅(よく飲み屋のトイレにポスターが貼ってあるヤツ→100万円で地球一周)」
の事務所に向かい、即、乗船を申し込んだ。
基本は4人部屋で100万円ほどだが、
初めての海外なので、港で下りて一人オロオロするといけないから、「オプショナルツアー」にも申し込んだ。
ガラパゴスにはどうしても行きたかったので、他と合わせると結構な金額になった。
パスポートの取得代とか、ガラガラケース(キャリーケース?)も買ったし、
事務所の家賃とかも3ヶ月分前払いしたし、そんなこんなを合わせると200万円近くになったかな。

◎この船旅に際しては、
オプショナルツアーのFAX申込日が、手術日と重なったので、Kさんには色々お世話になったし…。
餞別代わりにJさんに頂いた望遠付きのカメラのおかげで、写真撮影にものめり込んだし…。
多くの友人、仕事関係の皆さんに、とてもお世話になったんだよね。

◎これがもし、癌でないのに、「3ヶ月もの船旅」に行ったとしたら、
日本に帰って来たら、もう仕事はないよね。干されちゃうよね。
“癌”のおかげで、皆さん快く「3ヶ月もの船旅」を許して下さって、
仕事のやりくりとかもして頂いて、帰国後の仕事まで予約して下さったりして…。
実に有難いねえ。

◎船の次は、少し場所は遠いが、理想的な景観の樹木葬のお墓に申し込んだ。(20万円で格安!!)
これで、死後も安心。「〇〇家の墓」に入る心配も無し。

◎2年後くらいに、ホルモン剤の副作用と思われる手足のこわばりが出たために、
「リハビリ」と称して電子オルガンを買った。
(これ、なかなかいい音♪)。まだ、足鍵盤の方は使えてないが。
これも実物の店頭展示があるお店まで行き、弾けるかどうかも考えず、その場で買った。
(イヤ、もちろん、家までは届けてもらったけどね)

◎「歩きなさい」と主治医に言われたので、「新宿御苑の年間パスポート」を購入、
日々ウォーキングを実践中。

◎手術後、病院を退院する時に、主治医に「ビールは飲んでいいですか?」と聞いたら、
「どうぞどうぞ、どんどん飲んで下さい」 と言われたので、安心してどんどん飲んでいる。

◎たまたま見ていた2014年のソチ・オリンピックに感動して、ロシア語を始め、
ロシア語講座で魅了されたサンクトペテルブルクに格安ツアーで行った。

◎先の事は考えなくて済むので、モノをどんどん捨てられる。

◎事務所をたたもうかと、周りに相談した時、「それだけはやめなよ」と
皆に言われた。それは、結果的に正解だった。みんな、ありがとう♡

…等々。おかげさまの楽しい日々である。
癌にならなかったら、この中のどの一つもできなかったね。

……………
で、5年も経って今さらではあるが、
自分の癌のタイプ(組織型)を調べてみた。
ず〜っと仕事が忙しく、ろくに調べる時間もなかったんで、今頃。

病理組織診断名
Invasive Micropapillary Carcinoma

「転移しやすく予後不良」…と、どのサイトにも書いてある。

…どうりで、最初に手術はしません!!と拒否っていたら、
「あんた!手術しないとすぐ死ぬよ!」 と、主治医に何度も言われた。
「すぐって、どれくらいですか?」 と聞いたら、「…あと3年」と言われた。
この3年、当時、わりと長いじゃないのと感じて、
そんなに猶予があるなら、ますます手術はよそうかな…と思ってしまった。
3年というのは、微妙である。
(その節は大変お世話になりました。
お陰さまでワタクシまだ生きております。主治医の先生へ)

このタイプ、ある日たまたま胸に触って気がついた時には、
もうピンポン球みたいになってたから、
考えてみたら、進行がかなり早いのは確かだね。

手術後の詳細な組織診断によると、
「リンパ節に微小な転移を認めます」と、当時頂いた紙に書いてあるので、
まだいるんですわ、ガンが。体内に。。。
5年前に、「残ってますけどどうしますか?」 みたいなことを聞かれたような気もするが、
「いいです、このままで」 と答えたような気もする。

ストレスが一番イカンのだから。
仕事して、美味しいものを食べて、ビールを飲んで、寝る。
それが一番。

癌になって、大変な思いをしている人の方が多いのだから、
楽しいこともある、なんて言うのは、顰蹙ものだろうが、
「癌=かわいそう」という考えや、上から目線はよした方がいいと思う。

癌になってからは、「そのうち」がなくなったので、
思い立ったら、即なんでも実行するように心掛けている。

癌になっても、楽しいよ。(by きなこ)