16.3.1. 講座 第2回 あんことあんパンの歴史。

「小豆」は3世紀頃に、中国から伝えられ、
8世紀には日本各地で栽培されていたようです。

「砂糖」は鑑真和上が伝えたという説もありますが、
遣唐使が持ち帰ったとも考えられています。(—農畜産業振興機構HPより)
砂糖は当初、薬として珍重される位貴重なものだったので、
人々の口に入ることは、ほとんどありませんでした。
その後、大陸との貿易が盛んになり、砂糖の輸入も増加しました。

江戸時代には鎖国状態となったため、
砂糖は長崎出島から入ってくるのみでした。
そこで琉球での砂糖の製造を始め、幕府は砂糖の国産化を進め、
江戸時代後半には国内生産も増えました。
そして、小豆と砂糖の究極の合体、「あんこ」が作られるようになります。
和菓子が庶民の間で広まりました。

時代は進み、明治になって「あんパン」が登場します。

「あんパン」は、現在の木村屋總本店の創業者、木村安兵衛さんと
その次男の英三郎さんが考案した、というのは有名な話です。

—1874年(明治7年)に、
銀座の店で売り出したところ好評を博したとされる。
翌1875年(明治8年)4月4日、
花見のため向島の水戸藩下屋敷へ行幸した明治天皇に
山岡鉄舟が献上し、木村屋のあんパンは宮内省御用達となった。
以降、4月4日が「あんぱんの日」となっている。
木村屋のあんパンは、パン酵母(ホップを用いたもの)の代わりに、
酒饅頭の製法に倣い、日本酒酵母を含む酒種
(酒母、麹に酵母を繁殖させたもの)を使った。
中心のくぼみは、桜の花の塩漬けで飾られた。(—Wikipediaより)

ところで、「あんパン」の定番は小倉あんパンですが、
他にも、たくさんの餡の種類があります。
つぶあん(小豆)、こしあん(小豆)、白あん(白インゲン)、イモあん(さつまいも)、
栗あん、うぐいすあん(青エンドウ)、桜あん、ずんだあん(枝豆)、黒ごまあん、
白ごまあん、かぼちゃあん、ゆずあん、くるみあん…等々。

ちなみに、洋菓子に使われるジャムやカスタードクリームなどは
「あんこ」の仲間ではありません。
「あんこ」とは、広義には食べ物の中にいれる具のことですが、
この講座で扱う「あんこ」とは、
豆やイモなどを材料として作られたものを言います。

浅草の「あんですMATOBA」というお店には、なんと、
60種類ものあんパンがあるそうです。
ぜひ行ってみたいものですね。

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