昨日のニュースで、電力自由化のことを言っていた。
ワタクシ、まだ仕組みをよく理解しておらんが、
少なくとも、原子力発電所で発電した電気、
(今は停止中だが、かつて原発で発電していた会社、
事故の後処理もできないまま今後も再稼働を目論む会社)
つまり東電の電気は使わなくていいようだ。

あの事故からそろそろ5年が経とうというのに、
今だに数万の人が自分の家に帰れないでいる。

あの原発事故は明らかに人災であるにも拘らず、
その原因究明・責任追及・事故保証なども、ロクに済まないうちから、
原発再稼働を推進していた政府も電力会社も
いったいどういう“頭”と“心”を持ちあわせているんだろう、
とず〜っと思っていたので、この話は大歓迎。

原発の近くに住んでいて、逃げ遅れた人の話を、以前テレビで見た。
その人は、透析に通っていたので、
地震直後、近所の人から「逃げよう!」と声をかけられても、
透析の迎えの車が来るからと、家に残ったそうだ。
しかし、車は来ず、まわりから人がいっせいに消え、
連絡をとるすべもなく、し〜んとした中、たった一人家に取り残された。
来る日も来る日も、いったい何が起こったのかわからず、
体調も悪化し不安のまま過ごして、ついには「死」を覚悟したという。
その後、家族の要請で自衛隊が救助に来た時は、
白ずくめの防護服を見て、「ああ、これは幽霊に違いない」と思ったという。

原発が爆発した時、取り残される人が出る。
もし、それが自分だったらどうすればいいのだろう。

…………

昔むかし、あるところでげんぱつがばくはつしました。
ひとびとはにげまどい、すむ家がなくなり、
のみみずさえ、のめなくなりました。
テレビでは、せいふのエライ人が、
「いますぐに健康にえいきょうがでることはありません。
だいじょうぶです」と
まいにちせつめいしていました。

外国の人たちはいっせいに日本からにげだしたのに、
エライ人は、ふくしまの人たちに、心配ない、だいじょうぶと言ってました。
でも別のエライせいじかは、ふるさとからまっさきに逃げ出していました。

それから何十年か経ったのちに、
あの人もこの人も、こうじょうせんがんになりました。
そして、あの美しかった村は、あれはててしまいました。
よさんがたりないので、森のじょせんはできずじまいでした。
森のどうぶつたちはあれからどうしたのでしょう。

目でみるかぎりは、いちめん緑の美しい森です。
でもそこにはいまも目に見えない
おそろしいほうしゃのうが消えずにのこっているのです。
ほうしゃのうの中には、はんげんきが何十年、
中には何万年というものもあるのです。
はんげんきというのは、ほうしゃせんを出す力が半分にへるまでの時間なので、
ぜんぶなくなるわけではないのです。

だから、このおはなしには終わりがありません。

…………

そんな昔話をしたくはない。
それに最近の世界情勢を見ると、常識では考えられないことが、
次々に起こっている。だから、
子々孫々の代まで、日本があるか、人の住む地球があるかはわからない。

あら? 電気が安くなる嬉しい話が、
いつの間にか怖〜いお話になっちゃいましたね。
…おしまい。