先週の土曜日、多摩センターに大学オーケストラの
定期演奏会を聴きに行った。
スプリングコンサートも含めて年2回の公演がある。

多摩に引っ越してきてから、
タマタマ目にしたポスターを見て
20年位前に行き始めたのがきっかけ。

最初は忘れもしない。「シベリウスの交響曲第2番」だった。
いや〜、あの時の演奏はすごかった。
終わったとたんに「ブラボ〜」の嵐で、拍手が鳴り止まなかった。

アマチュアのオーケストラなのに、ウマイ。
音楽学部とか芸術学部とかがあるわけではない、
公立の普通の大学なのに、ウマイ。

指揮者と、協奏曲のソロはプロだし、
パートごとにプロのトレーナーに指導を受けているので、
ウマイのはあたりまえかもしれない。

が、普段は、音楽とは関係ない勉強をしている学生達である。
中には入学して初めて楽器を手にした子もいるだろう。

だから一人ひとりを聴けば、金管は音がはずれたり、
バイオリンがキコキコカサカサしているのは仕方ないだろう。
でも全体として聴けば、相当いいのである。

当然ながら、1年生が入り、4年生は出て行くから、
毎年メンバーは入れ替わり、
相当ウマイ年もあれば、そこそこの年もある。

で、客は年々増えているようだ。
1,400人入りのホールに客がぎっしりである。
「当ホールでは、立ち見はできませんので、
座席は詰めてお座り下さい。」とのアナウンスが何度も
繰り返し流れていたから、超満員である。

1人に1イスだから、詰めろっていわれてもなぁ…などと、
ワタクシ、ココロの内でツッコミを入れておりましたが…。

ま、それはいいとして、
しばらくイスに座っていると、ある事に気が付きました。
お客さんの頭が薄い!
光っておる!
満員なのに、館内が静かである。

そう、なんと、客の半分くらいがジイサン及びオッサンなのでした。
だいたいこういう演奏会の客は、学生か、暇なバアサン・オバサン達。
こんなにジイサンが集まってるのは、どうしたことか?

オケのOBとか大学の教授とか、そんな雰囲気ではない、
今しがたまで家でゴロゴロしていたような、ごくフツウのジイサン。
手に持っているプログラムを、競馬新聞に持ち替えても
なんら違和感のない方々でございます。

え〜、どうしたんダロ?
などと思いつつ、休憩時間にホワイエへ出ると、
男子トイレが、ホール脇の廊下のずっと先まで長蛇の列となっておりました。
一方、いつもは行列ができてる女子トイレの方は、列もなくスイスイ!

ジイサンたち、いったい全体なんで、こんなところに?
ま、タダもしくは500円で素晴らしい音楽を聴けるからね。
指揮者が指揮台に上がっても、ぺちゃくちゃおしゃべりをして、
演奏終了とともに、再びおしゃべり再開のオバサン連よりずっといい。
「静かなるジイサン」が、「うるさいオバサン連を駆逐」してくれるといいな…と
思ったコンサートでありました。

あ、演奏ですか?
今回は、そこそこのうまさでしたね。
私の大好きなティンパニ君とコントラバス君達が、いつものように不動の安定感で
全体を支えてました。
良かったよ〜。