「あんこきな子っ!!」

(どうしたの? ダイズマン。ビックリマークを2本も立てて。)

「どうしたのじゃないですよ! 全くぅ!
このあいだ会社に来たら、誰もいないじゃないですか。」

(あら? 知らせてなかったっけ?)

「聞いてません!!」

(実は、北欧に近い国に視察旅行に行ってたのよ。)

「は?」

(いやね、とっても素晴らしい街だったんだけど、
古いだけあって、バリアフリーがイマイチって部分もあったね。
歩道の敷石の隙間があいてたり、レシートの文字が小さかったり…。
かの有名な美術館も、部屋と部屋の間に段差があったりしてね。
ワタシも何回か、けつまづいたね)

「あ、それはそれは。年には勝てませんね ♪。フフ。
でもわざわざ北欧に近い国って言わなくてもいいじゃないですか!
机の上に地図が置いてありますよ!
はっきりどこそこって言えばいいじゃないですか!」

(遊びだと思われそうだからね)

「いや、遊びでしょうよ!!
今度は僕も連れて行ってくださいよ!」

(ダイズにはパスポートが出ないね、多分。)

「………。」