(あ、ダイズマン! お久しぶり。何しに来たの?)

「仕事ですよっ!
運動会、この季節にやる学校が多いじゃないですか。
だから、“ダイズ” 対 “あんこ”で何か面白い競技ができないか、
今、企画案を練ってるんです。」

(…練り餡ね。)

「さむっ! 冷房切りますよっ!」

(ところで、ダイズマン! この前言ってた
ゆきひら鍋を地震とか噴火の時に、パカッと頭にかぶるというアイデア、
なかなかいいと思うけど、あなたには大き過ぎない?
あなた、いったいダイズなの、人間なの?)

「う〜ん…。どっちなのかな〜。イマイチ不明…。
まぁ、どっちにしろ、鍋をかぶって難を逃れるって、いいじゃないですかぁ?」

(まあね。人間にも、ワンタッチで体全体を包み込む、
繭のような、持ち運び式のシェルターができるといいよね。)

「できるかなあ?」

(50年後くらいには、できるかも。
だって、昔はレコードを裏表ひっくり返しながら聞いてたけど、今は
マッチ箱より小さな “iPod” にレコード150枚分も入れて持ち歩けるんだからね。
レコード150枚ってダンボール箱に入れたら何箱になる? 重くて持ち運べないよ。
それがまあ、こんなに小さくなっちゃって…。
50年前には想像もできなかったことだからね。)

「マッチ箱に例えるなんて、あんこきな子も古いなあ〜」