事務所を出て、もうすぐ代々木の駅だという所に、踏切がある。
ここが、よく、“開かずの踏切”になるのだ。

昨日も、冷たい雨が降りしきる中、遮断機が降りた。
左から、埼京線の電車が来て、踏切の上に止まった。
やっと電車が動き出し、開くかな、…と思ったところへ、今度は右から電車が来た。
カンカン鳴り続ける赤いランプの下、じっと待つ。
人も増えて、車も列をなす。

左からと、右からの電車が行き過ぎ、
やっとこさ開くかなと思ったが、カンカンは鳴り続ける。
そして、また、左からの電車が踏切の上で止まる。

(こんなところで止まられたら、終バスに間に合わないじゃないか!!!)

寒い中、エンエンと10分以上待ち続けてやっと、開いたが…。
…とたんにまた、カンカンと鳴り出す。
しびれを切らした人たちは、どどっと一斉に渡りだしたが、
みんな、「いいかげんにしてくれよ」と(たぶん)思ってるし、
雨が降ってることもあり、ゆっくり歩く。

(こんなに人がぎっしりいるところに、まさか、電車が突っ込んでくることはないだろう)

そこへ、タクシーも入ってきた。
遮断機はもう下まで降りている。

その時、ひとりの、ニイチャンとおっちゃんの境目くらいの人が、
自分の傘をたたんで、ずっと遮断機を持ち上げて、
人とタクシーが渡り切るまで、開けていてくれた。
皆、傘をさしてるし、ひとりひとりが持ち上げて通るのは大変だ。
タクシーが鼻先で、遮断機のバーを押しのけたら、
バシーンッと強烈な跳ね返りがくるだろう。

その人が、バーをずっと持ち上げてくれたお陰で、皆ラクに通れた。
さりげなく親切な人が世の中にはいるものだな、とプチ感動しました♡♡♡。

………………

ところで、代々木の駅は、新宿駅のすぐそば。
新宿駅のホームがもう見えている。
だから、ダイヤが乱れてる時は、新宿駅のホームに入線できない電車が、
この代々木の踏切上で、じっとしてるのだ。

すぐ右に、もうひとつ代々木の踏切があって、
ちょうど、そっちの踏切上に、大蛇の頭が乗っかって、
胴体がここの踏切上にで〜んと乗っかってる、ま、そんな感じかな。

で、大蛇のしっぽの先には、もう原宿を越して渋谷まで踏切はないのだから、
入線待ちなら、もうちょっと原宿寄りでやってくれないかなあ。
なにも、代々木の踏切を2個つぶしてまで、ここで待つなよ、と、いつも思う。

さらに、人様と同じ地面上を走らないで、
ガード上の山手線とか総武線と同じように、盛土の上を走ってほしいなぁ。