我々“あんこ族”に昔から伝わる
あんこパン(地方により、あんパン、と呼ぶところも)
の正しい食べ方を伝授します。

まず、手水で手を清めてから、
あんこパンをまっぷたつに割ります。
右手と左手に持った部分を良く観察し、かつ手秤で重さを測り、
あんこが少なそうな方から食べます。

次に、残ったハーフあんこパンのあんこ、
これを集めて、手のひらに乗せ、あんこをコロコロしてあんこ玉を作ります。
そして、あんこを抜いて残ったパンの皮を食べます。
(これ、あなどれません。健康そうに火に焼けた、
こげ茶色に光り輝くパンの背中はおいしいんです!)

最後にあんこをまた、コロコロして形を整え、
完全球体に仕上げたら、口に含んでじっくり味わいます。
後はキレイに手を洗って、あんこの神様に感謝をささげます。
白い神様と黒い神様がいらっしゃいますよ、忘れないように。

次回また、あんこパンが棚から落ちてくるのを祈って、
(これをあんこ族では「棚あんこ」と言います)
そして、あんこの時間を厳かに終了します。

以上が、あんこパンの正しい食べ方です。

…真に受けないように。