ワタクシ、特技と言っても特にございませんが、
子供の頃の特技は、「耳スイッチ」でありました。
つまらない話になると、耳のスイッチをoffにできる。
(早い話が、まあ、人の話を聞かない、ということ。)

その代表的な例が、校長先生のお話。
たいていおもしろくない。
それがわかった頃から、
月曜日の朝礼などで、校長先生が登壇された途端に、
空を眺めたり、地面の小石を探したり、風の音を聞いたりしていた。
これぞ、文字通り “上の空”(ウワノソラ)でございました。

お話どころか、先生の顔も名前も何一つ覚えていない、
校長先生とそこらのおっちゃんの区別ができない、
ま、大変、失礼なコでありました。

校長先生にしてみれば、きっと前の晩から、
子供たちにわかるように、
お話の原稿を一生懸命考えていたに違いないんだよね。

大変失礼なコであるワタクシは、そんなことより、
どうすれば真っ昼間の空で星たちを見ることができるか、とか、
宇宙の果てはどうなってるのか、とか、
この宇宙は、きっと誰かの手のひらの上にある
(お釈迦様のコトはそんな子供の頃は存じ上げておりませんでしたが)、
風が通りすぎて行った後の、ここんとこ(=空間)はどうなってるのか、
(つまりですね、風がずっと流れてる間は問題ないけど、
風が止んだ途端のそのおしりの部分には何があるの?という疑問ですな)とか、
…そんな、日常生活を営む上ではどうでもいいことばかり考えておりました。
夢のような日々でしたね。

…………

今は「i Pod」という大変便利なものがあり、
4cm×4cmの中にCD150枚分の音楽が入っております。
これで大抵の、電車内の騒音(ウルサイ声)はシャットアウトできる。
ダメな場合は、隣の車両に移る。

席を詰めてお座り下さい、だの、ホームを歩く時は…だの、ゴミはどうしろ、だの…
云々かんぬんの注意を延々とアナウンスする困った車掌の時は、
イヤホーンの上から両手で耳を押さえて
「うるさい!アピール」をする。

子供の頃から現在に至るまで、
ストレスフリーな生活(人様の話を、聞いてるフリして聞いてない)
を心がけております。
何度も同じ話をして下さる方、ゴメンナサイ。