お正月に食べる“やつがしら”、ではない。
鳥の“ヤツガシラ”。

昨日深夜の「地球ドラマチック」でやっていた。
ヤツガシラはヨーロッパの田園地帯に渡ってくる、
頭の羽が長くて、全体がオレンジと白と黒のきれいな鳥で、
アフリカから8,000kmも飛んでアルプスを越え、オーストリアの葡萄畑にやってくる。

そこに住む大工のマンフレートさんは、
これまでに専用の巣箱を400個以上作って、見守っている。
その巣箱のいくつかにカメラをセットして撮られた映像だ。

その美しさに目が釘付けになった。
回りの自然がキレイだ。
とっても懐かしい感じがする。
何故かな?多分、カメラの位置が地面すれすれだからだろう。
子供のころ、草っ原でバッタを捕まえたりした時の目線だ。
ちょうどタンポポの綿毛の高さで、カメラが移動する。

彼が設置した巣箱の中の映像がまたスゴイ。
ヤツガシラの顔のどアップである。
目もくちばしもフワフワの羽もキレイ!
だんだん自分もヤツガシラの一人(1羽)になった気分になっていく。

その巣箱にヘビがゆっくりゆっくり進入してきて
卵を一飲みにするシーンがある。
巣箱に侵入してきたヘビの表皮に、ギョロ目に、長い舌…まあ画面いっぱいにデカイ。

キツネの子が巣箱の穴から鼻先を突っ込んで、
中のヤツガシラの子たちを狙うが、
子供のうちの1羽がキツネの鼻先めがけて、ピユっと、臭い液体を放つ。
◯シッコ(?)、◯ンコ(?)
その放出される瞬間がアップで捉えられている。
いったいどうやって撮影したんだろう。

で、全体がドラマのような仕立てになっている。
マンフレートさんが、嵐で巣箱から落ちた子どもの1羽を助けて育て上げ、
秋になって渡りの季節に、彼の手から飛び立った。
翌年、GPS発信機を背中に付けているその子が、
アルプスを眼下に力強く空中を飛んでいる映像があり、
そして彼のところに戻ってきた。

柔らかい光の中で、GPSを背負ったヤツガシラ君が、
マンフレートおじさんの足元にいました。
メデタシ、メデタシ。

本当に全部本当なのかな?
やっぱ、作ってるのかな?
あまりに美しすぎたので、ついついそう思ってしまう。

…久々の感動スペクタクル大巨編を見た気分でございました。
(あ、番組の言わんとした事は、葡萄畑を有機農法に切り替えてやっていけるのも、
害虫を食べてくれるヤツガシラ君たちが増えてきたおかげである、それは
マンフレートさんのような人がいるから、ということでしょう。)
長くなったついでにどうでもいいことを付け加えますと、
ワタクシの大好きなショートショートの映像が、
Eテレの一日の終わりに流れるアレです。

ベッドに寝ている「脳みそ」君が、寝ぼけてベッドから落ちて、
自分の出した鼻ちょうちんの中に入って、
ぷわー、ぷわー、ぷわーと上に上っていったところで、
日本の国旗の映像に切り替わって、一日おしまい!というやつ。
(脳みそ君が上にのぼった瞬間にスイッチOFFにするといいですよ。)

はい、どうでもいいこと、でした。